忍者ブログ

開成東大の私が、受験の教訓、語ります。

受験の神様

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

開成に入ってからその後~すぐに塾に通う必要はない~

開成の本番も終わりましたね。
開成に受かっちゃえば、それで終わり、ということは勿論ないですが、取り敢えずプラチナチケットを手にしたことは確かです。

開成に入ってまず最初に面食らうのはボートレース応援でしょうか。
4月くらいにツクフのボート部と対戦があって、1年生は応援に駆り出される。
大会の2週間前くらいから、体育館で高3に指導されながら応援の練習をするんです。
古めかしい、軍歌のような応援歌を覚えて歌わないといけない。
先輩が怒鳴ったりして滅茶苦茶怖いんですよねー、これが。
ああ、渋幕にいっときゃこんな目に合わなかっただろうになあ、大変なところに入っちゃたなあ、なんて本気で半ば後悔したものでした。
自分自身が内部にいたときはわかんないですけど、バンカラってああいうのだったんだなあ、と今になって思います。
特殊なところにいたんだなあと。

ボートレースが終わるか終わんないかのころから運動会の練習が始まるんですね。
これがまた怖い。
昼休みが始まるのを恐れたものでした。

開成って気合が入ったところだから、驚くことに、このころから鉄緑会に通い始めてる生徒がいる。
しかし、そのような生徒がのちに確実に東大や医学部に行くかといえばそうではない。
中1から鉄力に行って無事理3に行く人もいる。そうでない人もいる。通ってなくても理3に行く人もいる。
つまり、中1から鉄緑に通うことと、理3やその他東大や医学部に受かることは無関係。
中1の時は、入会試験が免除される、という特別感に踊らされて焦って子供を鉄緑に入れたって意味がない。

勿論、全然勉強しないで学校の授業にもついていけない、ということでは挽回は難しい。
そんなやつは基本的に理3にはいけない。
しかし、そこまで怠けず、「優等」や「特優」(成績優秀者は優等や特優などと言って表彰され3000円や5000円が年度末にもらえる)を目指して、まあまあ頑張ってれば、少なくともビハインドにはならない。

塾に通い始めるのは高1や高2になってからで十分。
折角、開成に通ってるのに塾に通わないといけないことを疑問に思う人もいるかもしれない。
塾に通わずとも東大に行くことは可能です。
しかし、開成にはめったにいないですね。
そういう人は地方出身に多い。
地方の高校生が塾に通わず東大に受かるんだから、東京の高校生だってきっと可能でしょう。
だけど、周りがみんな通ってる中で自分だけ通わないのは、相当模試の成績が良いとかじゃない限り、気持ち的に焦るだろうね。

拍手[6回]

PR

集団授業のススメ⑤ 解答能力コンテスト

集団授業のススメ、なんて題名つけておきながら私のバイト先の暴露話になっちゃってますね。

私が文系なのに数学講師になったところまで話しました。
まあ、私は文系数学は大得意でしたので、文系受験生を教える分にはさほど問題はなかったと思います。少なくとも最初のうちは...
 
私のバイト先の塾には、全体研修と呼ばれる、大学受験部の講師・職員が一同に集められ一日中塾の今後の方針を聞かされたり模擬授業をやらされたりするトンデモイベントがありました。
その中に、「解答能力コンテスト」なる企画があって、私たちは早慶上智理系学部の入試問題を解かされ、解答能力を測られるのでした。
採用2,3か月後に初めて受けた際には私は100点満点で80点程度でした。
ちょっと抜けちゃってるな~、なんて思いながら、同期2人(ちなみにこの人たちが一橋や早稲田政経でありながら数学講師をしちゃってる図々しいヤツらです←失礼!)に点数を聞くとなんと60点と40点!いい加減な連中だな~、と笑って呆れたものです。

しかしそんな私が、この後右肩下がりで落ちていくんですね~。
60、40とトントンと下がりついには25点になってしまいました。
このころにはさすがに焦りました。100点中25点しか取れない人間が数学の講師なんてしてていいのかしら…
まっ!いっかー!!
結局続けちゃいました。
私が一番図々しいのでした(苦笑

拍手[5回]

集団授業のススメ④ ~早稲田政経が数学の先生~

前回はバイト選びの話から逸れて、親のあるべき姿勢についてダラダラ書いてしまいました。
しかし、中学受験ならともかく大学受験ってあまり親は関与しないものですよね。
私もそう思ってました。
しかし、アカデミーは違ったんですね~。
アカでは授業後、欠席した生徒宅に電話を掛けなければいけない(!)のですが、その際講師と親との接触があります。
驚きですよね~。
私は受験生時代、Z会の教室に通ってましたが、親は担当講師の顔も見たことなければ、声も聞いたことなかったはずです。
その他にも、校長などの社員スタッフは割りと親に電話を掛けますし、親も面談のために校舎に来たりしてました。
こういうところが、駿台や河合など大予備校とは違う、高校受験塾オリジンならではのアカデミーの特色だったんでしょうね。

また、関係ない話をしてしまいました。

初回授業は緊張しながらも、特に失敗もなく終わりました。
ただ、あまりにも生徒のレベルが低かったことに驚いたのは覚えています。
「えっ!?この時期になって接線の傾き、求められないの!?」って感じです。
あっ、言ってませんでしたっけ?
私の担当科目は数学だったんですよ。
文系の学生でも数学講師になれちゃうんですね~。
私の他にも、一橋大学や早稲田政経の学生が数学講師をしていました。

拍手[3回]

プロフィール

HN:
受験の神様
性別:
非公開

リンク

P R

ブログ内検索

忍者カウンター

Copyright ©  -- 受験の神様 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]