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開成東大の私が、受験の教訓、語ります。

受験の神様

   
カテゴリー「東大受験本番」の記事一覧

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東大を受験した話14 いざ本郷へ

受かってることはないだろう、と思いつつ、1万円欲しさに本郷に向かったのでした。
本郷三丁目の駅からキャンパスまでの道々、帰ってゆく人々とすれ違うわけです。
笑っている人、泣いている人、当然両方います。
遂に、この数年間の受験人生の結果を突きつけられる瞬間が近づいているのだと、緊張が高まります。数分後、不合格という現実を目の当たりにした自分はどうなっているのだろう。
そう思いながら、塾関係者や新歓活動に勤しむ学生たちでお祭り騒ぎなっているキャンパスに入っていきます。赤門をくぐってからさらに5分ほど歩き、遂に掲示板まで来ました。
文Ⅱの板を探して、番号を順番に見ていきます。
あるんですね~。自分の受験番号が!
この瞬間、周囲の騒音が消え、自分だけの世界になりました。
涙が滲みました。
ああ、受かったんだ俺は!受かったんだー

その後、サークルの勧誘に辟易しながら校門まで来たところで、塾の友人に会いました。
彼女は落ちたそうでした。号泣して、気持ちの整理がついたそうで晴れ晴れとした顔をしていました。
彼女と話ながら駅まで行ったところで気づきました。
パーティもう終わってるじゃん!
結局1万円も貰えず、中華の立食を楽しむこともなく、後の祭りという感じでした。

その後、東京駅のピエールマルコリーニでチョコを買い、母にホワイトデーとお礼の気持ちを兼ねて渡したのでした。
めでたし

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東大を受験した話13 結果発表までの絶望の日々

東大は落ちた、そう確信してました。
家に帰って、早速一橋の数学を解いてみました。
結構簡単に解けて、少し気が楽になったのを覚えています。

それからの日々は昼頃に起き、はまっていたドラマのDVDを見たりしつつ、毎日1年分ずつ一橋の過去問を解いて過ごしました。
後期一橋経済は英数のみだったので、あっという間に終わりました。

東大入試の数日後、慶應経済の合格が分かりました。
もしかしたら落ちてるんじゃないかなあ、と不安に思っていたので少し安心しました。
ここで、もし東大に落ちて、なおかつ一橋にも落ちたら、早稲田と慶應のどっちに行くかという問題が出てきました。
本音を言えば、慶應の方がいいと思ってました。
勿論、早稲田の在野精神もいいのですが、やっぱり慶應の都会的イメージに憧れがあったのです。
しかし、そこは東大受験生。「私大なんてどこも同じ」と豪語し、行き易い早稲田にするよ、と言ったのでした。

3月1日に高校の卒業式があったりするうちに、10日の合格発表をいよいよ迎えました。
私は、絶対に落ちたものだと思っていたので、本郷に見に行く気もありませんでした。
しかし、発表の数日前に東大特進から電話があったのです。
当日は、合格者達でパーティをするし、そこで1万円の図書カードをプレゼントするし、大学生活で役立つプレゼントも貰える、とのことでした。
まあ、受かってることはないだろうけど、もし受かってて1万円貰い損ねるのは惜しいなあと思い、行くことにしました。

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東大を受験した話12 最終科目英語

前回の記事で社会を受験したところまで書きました。
そして、途中で荒巻先生の授業に話がそれたんだった。
えー、つまり、余裕綽々な人が受けるのにはもってこいかもしれないZ会の荒巻の授業は、途中で受講を止め、東大特進でお手軽に彼の話を聞きつつ、結局本番では知識を羅列した答案を作りましたよ、という話でした。
(今、思い出しましたが、彼も東大は近年知識偏重になってきて、この授業をやる必要性があるか疑問です。と言ってました)

しかし、東大と600字も書かせるんですよね~。やっぱり、言っちゃ悪いけど、入試難易度的に東大一橋と早稲田慶應の間には大きな落差があると言わざるを得ないよね。
でー、世界史の得点開示ですが、こちらも40数点でした。
結局、一年間絶好調だった数学は当日コケ(これもまた40数点だった)、その一方で万年偏差値40台だった世界史や、安定しなかった地理で高得点を奪取したんですねえ。本番って、実力を発揮できなかったり、運に助けられたり、番狂わせがあるもんですね。(自分的にはコケた数学も、偏差値的には悪くなかったと思いますが)

そして、最終科目、英語ですね。
この年はちょっとイレギュラーな出題でしたね。
まず、段落整序が無かった。代わりに英文補充。
これは易化と言われてますが、例年の段落整序も十分簡単だったと思います。
あとは、英作文が2題出題されたのもちょっと意外でしたね。
リスニングは前年が難しかったのに対し、だいぶ簡単になってました。
最後の読解問題はいまいち内容を理解できないまま適当に選択肢を選んだような気がします。
全体的な感想としては、可もなく不可もなく、という感じでした。

こうして、全科目終わったわけですが、全体の感想としては、やっぱり数学の大失敗がショックで、不合格を確信してました。
終了後帰りの支度をしながら、一橋後期の対策しよう、と心を切り替えようとしていたのを覚えています。

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