初日午後、数学ですね。
文系は80分で4問。
試験が始まり、問題に一通り目を通します。
第4問は確率でなんだか面倒くさそうだが、他の問題はどれもありきたりな感じで取っ付きやすそう。
よし、いけるぞ、と思い第1問を解き始めます。特に捻りもなく、計算に手間取りつつも解答を書き上げます。
イイ感じ♪なんて言いながら(勿論心の中で)、第2問に取り掛かります。
しかし、この問題、すぐに方法は思いつくのですが、実際に計算してみると全然解き進めません。ちょっとこれは置いとくか、と第3問。線形計画法の問題。ふんふん、と図を書き考え始めますが、どうも場合分けが大変そうだ。これもまあ、後に回すか、と第4問を解き始めます。
時間はかかったもののなんとか完答。フ~、と息をつきながら、第2第3に再び取り掛かります。しかし、これが意外に難問。全然解き進まないんですね。
私は、模試では数学で安定して偏差値70~80をとり、50前後の国語社会を引っ張り上げてA判定をとってきましたから、この状況には焦りましたね~。
ホントに焦りました。心の中で、ヤバいヤバいと泣きながら、必死で糸口を探しますが、見つかりません。時間ばかりが過ぎていきます。
残り10分。えい、もうダメだ、と解答を求めるのは諦め、残せる限りの試行錯誤の痕跡を解答用紙に残し、試験終了を迎えたのでした。
しかし、この瞬間雷が私の体を貫きます。
完答できたと思った第4問、最後の最後に余計なことをして誤答を書いていることに、試験が終わった瞬間に気づいたのです。
いやー、この時の絶望といったらないですね。
まあ、模試採点なども経験した今となって考えてみると、せいぜい2点減点ぐらいなもんでしょうが、しかし、完答できたと思っていたのが、実はそうでないことに気づいた時のショックは相当なものでした。
テストが終わった瞬間、ああ俺は東大に落ちた、そう思いましたね。
絶望を背負って新宿に帰ってからの話は次の記事で書きます。
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東大受験生なら誰もが知っていることを間違えるのは、もはや試験以前の問題です。