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開成東大の私が、受験の教訓、語ります。

受験の神様

   

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世界史 大学生になって

世界史って、ほんと大嫌いでした。
暗記量が多くて、カタカナが覚えづらくて、時間のみならず空間的な把握も必要で、つまり負担が大きい。完成するのに時間がかかるから、結果がなかなか出ない。
趣味として好きな人を除いて、多くの受験生は世界史が嫌いだと思います。

ただ、受験もとっくに終わり大学生になった今となっては、どの科目より世界史が最も有意義な科目だったと思います。自分に多くのものを与えてくれたと。
過去を知ることは今現在を理解するうえで非常に有効ですし、世界には多様な文明が存在し、それぞれの文明が時代ごとに経験してきた様々な局面を知ることは、自分自身の属する国家や時代の相対化を可能にします。
そして何より、大学で社会科学をやるにせよ人文科学をやるにせよ、世界史の知識は必要です。

「芸術史や思想史なんてなんで覚えないといけないんだよ!」と怒ってましたが、今となっては、最低限の教養だったんだと思います。
知識があることで「実物を見てみるかな」なんて気になって、美術館に足を運んでみたり…

受験勉強で生活にもっとも直結しているのは世界史かもしれませんね。

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