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開成東大の私が、受験の教訓、語ります。

受験の神様

   

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世界史 荒巻豊志先生の教え1

前回までの記事に引き続き世界史の話をしたいと思います。
私が世界史の勉強を始めたのは高3になってからでした。
高校では高1から授業があったのですが、全然興味がわかず試験前にほんの少し覚える努力をして、結局赤点を取るという感じでした。
一度、世界史の先生が救済措置として、テストを解きなおしてレポートとして持って来い、と言ったのですが、それでもなお勉強せず、というかちょっとやそっとテスト範囲の教科書を読んだくらいじゃ全然用語や時代背景が分からず、世界史マニアの友人に泣きついて答案を作ってもらったこともありました。(定期テストなのに、しかも高1なのに論述があった)
そんなわけで、高3になって「いよいよ受験だ」となるまでは全然手を付けなかったわけです。
私はZ会東大マスターコース(現「Z会東大進学教室」)に中3のころから通っていました。
地歴の授業は高3から用意されていて(現在はどうも高2から始まるようです)、私はこれをとることにしました。
ここで、東進でも授業をやっている有名講師荒巻豊志大先生の講座をとることになるのです。
少し、当時の状況を詳述しますと、Z会には世界史だけ東大講座が2種類用意されていました。
荒巻以外の講師達が担当するW3Jと荒巻が担当するW3JX。(現在は名称も少し変わったようですが)
W3JXは荒巻がテキスト作成などすべてを任されており、Z会からの厚遇ぶりが伺えました。
(彼の待遇の良さはかなりのもので、高2の終わりごろ、「W3JXは荒巻目当てに全国から現浪問わず受講生が集まりすぐに定員に達してしまうから早めに申し込め」というチラシが配られるほどでした。まあ、後にそれは単なるはったりだったと判明するわけですが…
私が高3の頃、佐野という、こちらも当時東進で講座を持ち始めた講師がいて、彼の方が締め切りになったり、講座が追加されたり、人気を集めていました)
荒巻はやたら怖いらしい、という噂もあり、それに恐れをなしてW3Jを選ぶ友人もいましたが、私はここは攻めの姿勢で行こう、とW3JXを取りました。
そして、初回の授業。

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