「慶應経済の英作文書くときに予め型とか決めてましたか?(絶対に使うと決めていた表現など)」
という質問を頂いたので、返信ついでに英作文に関して記事を書きたいと思います。
まず、自由英作文のタイプですが、論説タイプと描写タイプに分かれます。
前者は「~だが、自身の考えを述べよ」というものです。大学入試ではこちらが大半なのではないでしょうか。
後者は写真や絵が問題用紙に載っていて「状況を描写せよ」と出題されます。こちらは、割と珍しいかもしれませんが、東大ではよく出題されます。私の年は、2人の老人を含む写真が載っていて、二人の会話を想像して書け、という問題でした。
さて、件のKKの英作文ですが、経済学部の入試問題であることを考えると、論説系が出題されると考えていいでしょう。
論説系の自由英作文を解くときに普段から私が心がけていたことは、譲歩の構文it is true...but...を用いることでした。この構文を用いることで、長さが稼げます。そもそも主張を述べる文章のテンプレですしね。
また、英作文は減点方式で採点をすると言われていましたから(東大の場合は)大事なのは、ミスのない文章を書くことでした。スペルの怪しい単語や例外事項の多い文法は避け、基本的な単語と単純な構文で文章を書くのです。
ただ、間違いのない文章を書きさえすればいい、というのには反しますが、I think...を使いすぎないことも注意してました。I think...を連発するのは幼稚だと聞いたからです。代用の表現としては、In my opinionをよく使っていました。他にもあった気がしますが、忘れました。ご自分で調べてみてください。
「文字数制限を破った場合は0点」というのも採点の鉄則でしょう。
(確か、駿台はこの点に関して甘かったような記憶がありますが)
これについて、例えば「多くの」と言いたいときには、manyやmuchは使わず取り敢えずa lot ofで書いておく、ということを心がけていました。
後から文字数を削らなければならなくなった時に、内容を変えずに変えられるからです。
当たり前ですが、I'mなどの省略形は避けましょう。
フォーマルな文章で使う表現ではないですからね。
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