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開成東大の私が、受験の教訓、語ります。

受験の神様

   

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開成を受験した話3

そんなわけで、将来物理の授業や英会話の授業を受けたり、運準のミーティングに使用したりすることになる教室に、そんなことは露知らず、入り席に着いたのでした。
周りの人は何やら参考書を開いて熱心に読んでいました。
しかし、私はそんな気にもなれずボンヤリしていると、塾の仲間がやってきて「みんな階段にいるよ」と教えてくれました。
皆、それほど緊張していないようでした。
私は、渋幕合格が決まっていたのでそれほど追いつめられてはいなかったものの、試験直前ということで割と緊張していたと思います。

よく、開成入試は、関西勢が力試しに受けに来る、そして、試験終了後大声で「簡単やった」などと言って周囲を威嚇する、と言われていました。

関西の受験生の方が学力が高いという説を聞いたことがあります。
関西には部落が存在し、貧困層が多く、それゆえ公立学校は荒れている。まともな教育を受けるためには私立に行くしかない。だから、皆必死に頑張り、皆学力が高い、ということだそうです。
関西の噂は他にも、「東京は官庁や大企業があるため、様々な進路があるが、関西は(金持ちになるには)医者になるより他はない。それゆえ灘などは医学部進学率が高い。」というのも聞たらきました

そんな関西勢も見当たらないなか、試験開始は刻一刻と迫ってくるのでした。

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