受験生というのは、いつでも不安を抱えているものです。
一方私は比較的楽に過ごしていた気がします。(過ぎたことだから言えるのかもしれませんが)
楽になったきっかけは一橋経済の後期受験の存在を知ったことでした。
一橋経済後期は、試験科目が英数しかなく、しかも、英語は私の嫌いなリスニングを含んでいません。英数が基本的な得点源だった私にとって(国語、世界史、地理は毎回偏差値60を切っていた)、こんなに簡単な試験はないのではないかと思いました。初めから、一橋経済後期にしぼってたら(まあ、ありえない話ですが)全然勉強しなくていいじゃん!なんて思ったりして。
一橋後期の存在を知ってからは、「もし、東大に落ちても俺には一橋があるからね」と受かってもいない一橋に受かった気になって、割と楽な気持ちになれた気がします。
「俺は東大に絶対に行く!」などと思いつめない方がいいです。
「まあ、A判定だし行ける可能性は全然ある。でも失敗して落ちるかもしれない。そうなったらそうなったで一橋に行けばいいや。もし万が一一橋に行けなくても、早慶に行って、そこでまた頑張ればいいや」くらいの気持ちで、いたほうがいいです。
しかし、当然「私大に行ってもいいや」という気持ちだからといって、努力をしないわけではありません。
つまり、あるべき心構えとしては、「東大に行けるかもしれないし行けないかもしれない、ただ今できることは全力を尽くすこと」というものでしょうか。
諦めて努力を放棄するのではなく、失敗した時の対応を考えつつ今できることを尽くす。
これが私のあり方でしたし、皆様にもおすすめする心構えです。
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