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開成東大の私が、受験の教訓、語ります。

受験の神様

   

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開成を受験した話5

前回は、国語を受けたところまで話しました。
その中で、カタカナ問題を出題した教師が変わった授業ばかりを中学3年間行っていた、と書きましたが、こういうことは進学校では珍しくないようですね。
いつだったか、筑駒の生徒に、数学の先生がやたらマニアックなことばかりやる、と聞いたことがあります。麻布生も似たようなことを言ってました。
どうも、超進学校の実態と言うのは、世間のイメージから離れた部分があるようです。
長くなるので、詳細はまたの機会に書きたいと思います。

算数は、当時易化傾向が指摘されていて、私の受けた年も割と易しかったと思います。
入学後同級生に聞くと、全問正解だった、とか1問ミスだった、という人も少なくありませんでした。

社会と理科ですが、どのようなも問題が出題され、どのような感想を抱いたか、すっかり忘れてしまいました。
開成の社会と言うと、先日の記事でも書いた関西勢対策として東京の小学生しか答えられないような「東京問題」が例年出題されていました。特に、河川や鉄道に関する問題が多かったと思います。
京王線が新宿と八王子を結んでいることや、江戸川と荒川と中川の位置関係など、東京都の小学生が地域学習で学ぶようなことも、千葉県出身の私は全然知らなかったので、この「東京問題」は割と諦めていた気がします。当日どのような問題が出題されたかは、覚えていませんが。
理科は全く忘却してしまいました。

全体的な印象としては、算数はできたものの、国語は壊滅的。
「どうも、受かりそうにはないな」と思いました。

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開成を受験した話4

私は試験直前、参考書などは一切見ていなかったと思います。
植物の分類などを覚えていない、という事実自体を発見したくない、という思いから参考書を開けなかったのですが、傍から見れば悠然とした受験生のように見えたかもしれません。

噂に聞いた話なのですが、開成入試当日の朝、西日暮里のマックで、「やばいやばい、間に合わないよ」と泣きながら、必死に問題を解く子供とその母親が目撃されたそうです。
たぶんですが、その子は受からなかったでしょう。
試験当日というのは、精神の安定が何より大切です。

開成の入試ですが、配点や時間、順番などは失念してしまいました。
ちょっと調べてみたところ、国語と算数は85点、理化と社会は70点のようですね。
私の年の国語は、カタカナの「ヲ」を書けという奇問が出題され話題となりましたが、正直記憶にないです。入学した後、このカタカナ問題を出題した教員が誰だか判明したのですが、彼はもう定年退職したのでもう出題されることはない、と私は予測します。
その教員に中学3年間教わったのですが、彼は授業でもカタカナの書き方を扱いました。独特な内容ばかりやる先生で、他にも、箸の持ち方をテストしたり、ローマ字の歴史を扱ったりしました。
他の問題は、小説だった気がします。内容は全然覚えていないですが、とにかく全然書けなかったことだけは強く印象に残っています。
国語の再現答案を塾に持ってったところ、「これマジ?やばいよ」と国語の先生が焦った顔で訊いてきたので、「はい、そのように書きました」と応えることも出来ず、「ちょっと何書いたか忘れちゃって…」と誤魔化しました。それを聞いた先生がホッとした顔になったことを覚えています。

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コメントへのお返事 英作文に関して

「慶應経済の英作文書くときに予め型とか決めてましたか?(絶対に使うと決めていた表現など)」
という質問を頂いたので、返信ついでに英作文に関して記事を書きたいと思います。

まず、自由英作文のタイプですが、論説タイプと描写タイプに分かれます。
前者は「~だが、自身の考えを述べよ」というものです。大学入試ではこちらが大半なのではないでしょうか。
後者は写真や絵が問題用紙に載っていて「状況を描写せよ」と出題されます。こちらは、割と珍しいかもしれませんが、東大ではよく出題されます。私の年は、2人の老人を含む写真が載っていて、二人の会話を想像して書け、という問題でした。

さて、件のKKの英作文ですが、経済学部の入試問題であることを考えると、論説系が出題されると考えていいでしょう。
論説系の自由英作文を解くときに普段から私が心がけていたことは、譲歩の構文it is true...but...を用いることでした。この構文を用いることで、長さが稼げます。そもそも主張を述べる文章のテンプレですしね。

また、英作文は減点方式で採点をすると言われていましたから(東大の場合は)大事なのは、ミスのない文章を書くことでした。スペルの怪しい単語や例外事項の多い文法は避け、基本的な単語と単純な構文で文章を書くのです。
ただ、間違いのない文章を書きさえすればいい、というのには反しますが、I think...を使いすぎないことも注意してました。I think...を連発するのは幼稚だと聞いたからです。代用の表現としては、In my opinionをよく使っていました。他にもあった気がしますが、忘れました。ご自分で調べてみてください。

「文字数制限を破った場合は0点」というのも採点の鉄則でしょう。
(確か、駿台はこの点に関して甘かったような記憶がありますが)
これについて、例えば「多くの」と言いたいときには、manyやmuchは使わず取り敢えずa lot ofで書いておく、ということを心がけていました。
後から文字数を削らなければならなくなった時に、内容を変えずに変えられるからです。

当たり前ですが、I'mなどの省略形は避けましょう。
フォーマルな文章で使う表現ではないですからね。

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