採点バイトをやっていたことがあります。
採用試験は英数国を受けました。
英語は、大学でも授業があることや、家庭教師で教えていることもあり、まあまあできました。(要約は久しぶりでかなり困りましたが、どうにか書き上げました)
続いて数学。私は文系受験ですので理系範囲は大学でやった基本的な微積と行列くらいしかわかりません。まあ、どうにかなるっしょと思い受けたのですが見事に撃沈。
最後は国語。国語の採用試験はセンターレベルと聞いていたので、まあ、衰えているとはいえ元東大受験生の俺様なんだから行けるっしょ、とたかをくくっていました。
問題が配られます。見ると、現古漢揃ってます。これは想定内。
さあ、どれから解き始めるか。ここで、受験時の鉄則をふと思い出しました。
「始めに短時間で確実に得点できる古漢を解け。時間のかかる現代文はあとからじっくり取り組むんだ」
そうだったそうだった、と思いながら、古文を解き始めます。
しかし、2年も経つと、すっかり忘れているもんですね。
あれ、指示語は言い換えるんだっけ?主語も補うんだっけ??
単語や文法も忘れていますから、昔のようにはスイスイ行きません。
そんなこんなで現代文を解き始める頃には、もう残り15分くらいになっていました。
現代文は解き終わりませんでした。
あ~、結局まともにできたのは英語だけだったなぁ。まあ、一科目でもできて良かったけど。などと思いつつ過ごしていると(そもそも、シャーペンを忘れてフリクションで解く、という気の抜けようだったが)そのうち合格通知が届き、研修を受け(この時の話はまた後日)、いざ仕事となりました。
初仕事は東大模試の漢文でした。
国語全体では完答すらできていませんでしたが、細かく出来をチェックしていたようで、漢文を任せられることとなったのです。
仕事の詳細は次の記事に書きます。
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