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開成東大の私が、受験の教訓、語ります。

受験の神様

   
カテゴリー「東大受験本番」の記事一覧

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東大を受験した話8 悲観的であれ

前回の記事で、数学で死んだ話を書きました。
絶望的な気持ちで部屋に帰り、椅子に座って試験のことをボンヤリ思い返していました。
その時です。急に解けなった第2問の解法が思いついたのです。
これがまたショックでしたね~。
なんだ、全然普通の問題だったんじゃん。ああ~、当たり前の考え方で、普通に得点できたんだー。
こんな風に打ちのめされていると、例の、いくつか前の記事で触れたライバルの「友人」からメールが来ました。
「国語はまあ簡単だよね。数学は2問は完答かなあ。ほかは半分くらい解けた感じ」
大体こんな内容でした。
まあ、先に結論を言っちゃうと、彼は東大に落ちるのですが、この時はそんなことは露知らず、まあまあイケたんじゃん?くらいな感じです。

絶望に打ちひしがれた私が結局受かって、ご機嫌だった彼が落ちる。

受験ってそういうところがあると思います。
調子に乗りやすく、それゆえ自分のミスを見逃しやすい人は、受験には弱いです。
悲観的で、いつもいつも、何か間違えてないかな、あの知識忘れちゃってないかな、と自分を疑って、点検を怠らない人が強いのです。
性格の問題ですが、謙虚な姿勢を心がけることが大切です。

しかし、私は「2完も出来なかった」と死にたいような気分だったのですが、後々聞いてみると、他の人はもっとできなかったようで、「0完だった」なんて人も複数いました。

杞憂だったんですね。

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東大を受験した話 訂正

先日掲載した東大を受験した話7 2科目目数学の記事に誤りがあったようです。
試験時間が本来100分のところ、80分と書いていました。
誤情報を載せてしまいごめんなさい。

しかし、2年も経つと意外に忘れてしまうものですね。
当時常識であったことも、過ぎてしまえばどうでもよくなるんです。

あの時あれほど苦しんだ東大受験を「そんなこともあったよね」と懐かしく思える「今」を嬉しく思います。

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東大を受験した話7 2科目目数学

初日午後、数学ですね。
文系は80分で4問。
試験が始まり、問題に一通り目を通します。
第4問は確率でなんだか面倒くさそうだが、他の問題はどれもありきたりな感じで取っ付きやすそう。
よし、いけるぞ、と思い第1問を解き始めます。特に捻りもなく、計算に手間取りつつも解答を書き上げます。
イイ感じ♪なんて言いながら(勿論心の中で)、第2問に取り掛かります。
しかし、この問題、すぐに方法は思いつくのですが、実際に計算してみると全然解き進めません。ちょっとこれは置いとくか、と第3問。線形計画法の問題。ふんふん、と図を書き考え始めますが、どうも場合分けが大変そうだ。これもまあ、後に回すか、と第4問を解き始めます。
時間はかかったもののなんとか完答。フ~、と息をつきながら、第2第3に再び取り掛かります。しかし、これが意外に難問。全然解き進まないんですね。
私は、模試では数学で安定して偏差値70~80をとり、50前後の国語社会を引っ張り上げてA判定をとってきましたから、この状況には焦りましたね~。
ホントに焦りました。心の中で、ヤバいヤバいと泣きながら、必死で糸口を探しますが、見つかりません。時間ばかりが過ぎていきます。
残り10分。えい、もうダメだ、と解答を求めるのは諦め、残せる限りの試行錯誤の痕跡を解答用紙に残し、試験終了を迎えたのでした。
しかし、この瞬間雷が私の体を貫きます。
完答できたと思った第4問、最後の最後に余計なことをして誤答を書いていることに、試験が終わった瞬間に気づいたのです。
いやー、この時の絶望といったらないですね。
まあ、模試採点なども経験した今となって考えてみると、せいぜい2点減点ぐらいなもんでしょうが、しかし、完答できたと思っていたのが、実はそうでないことに気づいた時のショックは相当なものでした。

テストが終わった瞬間、ああ俺は東大に落ちた、そう思いましたね。
絶望を背負って新宿に帰ってからの話は次の記事で書きます。

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