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開成東大の私が、受験の教訓、語ります。

受験の神様

   

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市川、東邦、渋幕を受験した話4

東邦の翌日は、いよいよ渋幕です。
愛知出身の友人によると、名古屋では名大と東大が並列に語られるそうですが、千葉では渋幕がそんな感じでした。
小学校の一つ上の先輩は「俺渋幕行くんだよ」と自慢してきましたし、近所の渋幕のお姉さんは超秀才と目されていました。小学校の同級生に至っては、私の結果を聞いて「で、(開成と渋幕)どっち行くの?」と真顔で訪ねてきたくらいです。
斯く言う私も当時は信者の一人で、高い合格実績への敬意、自由な校風への憧れ、難しい入試問題への恐れ、などを抱いていました。
そんなわけで、いよいよ本命、と緊張していたわけですが、そこは親切な渋幕のこと、テスト開始前に「受験体操」なるものをやってくれました。詳しい内容は覚えていませんが、驚いたことは覚えています。
もうひとつ覚えているのは、中学受験のクラスが一時期同じだったものの、ハイレベルな授業についてこれず、脱落した、髪がもさもさの目の細い、つまりブサイクな女の子と教室が一緒だったことです。その女の事は不思議な縁があり、3年後、当時通い始めた塾の春期講習でクラスが一緒になりました。御茶ノ水の塾なので、もしかしたら桜蔭かどっか都内の学校に受かったのかもしれません。ただ、その授業でも解くスピードが遅く、講師に「あなた、ちょっと遅いわよ」(←こんなこと言うのもひどいと思うが)と言われていたので、やはり勉強は苦手な子だったようですが。

問題の方は、理科が蜂を題材にした難問が出てきた気がします。算数のように計算を駆使する問題で、私は見事に解き切り、達成感を感じた記憶があります。
あとは、算数がちょっと難しかったんだっけな。

市川、東邦、渋幕の話はまだちょっと続きます。
長くなるので次の記事で。

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市川、東邦、渋幕を受験した話3

東邦の翌日の渋幕入試の話を書く流れなのですが、市川の話をしている最中に思い出したことがあるので、それを書きます。

市川というのは、今は共学なのですが、昔は男子校だったそうです。(寮もあったそうです、関係ないですが)
市川は合格実績も中途半端で、立地も悪いので、まあない話ではないかな、と思うのですが、最近大学で、愛光と西大和も共学化した、という話を聞きました。これには驚きです。
愛光と言えば、灘、ラサールと並ぶ西日本の進学校で、西大和は開成受験生が滑り止めに受けに行くような学校です。そんな学校が共学化するなんて!
まあ、田舎は子供が、特に私立中学を受験するような子供が少ないのかもしれませんね。

東京の有名な学校はほぼすべて男子校または女子高ですが(共学はツクフ、学芸、渋渋くらいでしょう)、考えてみればこれがイレギュラーな話なのかもしれませんね。

都市の特殊性の発見でした。

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市川、東邦、渋幕を受験した話2

市川を受験した翌日は東邦でした。
東邦はJRでは津田沼が近いのですが、最寄り駅は京成の小さい駅で、これまた大混雑したのを覚えています。

実は、東邦には悪い印象を持っていました。
学園祭に行ったのですが、出し物に体力測定がありました。
そこで、握力を測ったところ、どうもやたら数値が低かったようで、それを見た係りの東邦生たちが「ヤバくね」と言ってニヤニヤしたのです。
昔から根拠もないのにプライドばかり高かった私は、この失礼な態度にムカッとし、しかし、小心者ゆえ何も文句も言えず、東邦に対して悪い印象だけが残ったのでした。
(最近、東邦OBOG2人と飲んだ際、東邦の女子のレベルは高かったと2人とも言っていて(2人は違う学年)少しだけ羨ましく思いました)

入試の話に戻りますが、問題などは大して印象に残ってないですが、市川と同様「おちたんじゃないかなあ」と思っていたのは覚えています。

長くなるので続きは次の記事に書きます。

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