開成の本番も終わりましたね。
開成に受かっちゃえば、それで終わり、ということは勿論ないですが、取り敢えずプラチナチケットを手にしたことは確かです。
開成に入ってまず最初に面食らうのはボートレース応援でしょうか。
4月くらいにツクフのボート部と対戦があって、1年生は応援に駆り出される。
大会の2週間前くらいから、体育館で高3に指導されながら応援の練習をするんです。
古めかしい、軍歌のような応援歌を覚えて歌わないといけない。
先輩が怒鳴ったりして滅茶苦茶怖いんですよねー、これが。
ああ、渋幕にいっときゃこんな目に合わなかっただろうになあ、大変なところに入っちゃたなあ、なんて本気で半ば後悔したものでした。
自分自身が内部にいたときはわかんないですけど、バンカラってああいうのだったんだなあ、と今になって思います。
特殊なところにいたんだなあと。
ボートレースが終わるか終わんないかのころから運動会の練習が始まるんですね。
これがまた怖い。
昼休みが始まるのを恐れたものでした。
開成って気合が入ったところだから、驚くことに、このころから鉄緑会に通い始めてる生徒がいる。
しかし、そのような生徒がのちに確実に東大や医学部に行くかといえばそうではない。
中1から鉄力に行って無事理3に行く人もいる。そうでない人もいる。通ってなくても理3に行く人もいる。
つまり、中1から鉄緑に通うことと、理3やその他東大や医学部に受かることは無関係。
中1の時は、入会試験が免除される、という特別感に踊らされて焦って子供を鉄緑に入れたって意味がない。
勿論、全然勉強しないで学校の授業にもついていけない、ということでは挽回は難しい。
そんなやつは基本的に理3にはいけない。
しかし、そこまで怠けず、「優等」や「特優」(成績優秀者は優等や特優などと言って表彰され3000円や5000円が年度末にもらえる)を目指して、まあまあ頑張ってれば、少なくともビハインドにはならない。
塾に通い始めるのは高1や高2になってからで十分。
折角、開成に通ってるのに塾に通わないといけないことを疑問に思う人もいるかもしれない。
塾に通わずとも東大に行くことは可能です。
しかし、開成にはめったにいないですね。
そういう人は地方出身に多い。
地方の高校生が塾に通わず東大に受かるんだから、東京の高校生だってきっと可能でしょう。
だけど、周りがみんな通ってる中で自分だけ通わないのは、相当模試の成績が良いとかじゃない限り、気持ち的に焦るだろうね。
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