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開成東大の私が、受験の教訓、語ります。

受験の神様

   
カテゴリー「中学受験本番」の記事一覧

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開成を受験した話6

開成受験が終わったところまで、話しました。
普通は2/1の本命の本命の受験が終わった後も、滑り止めとして2日3日受験するのですが、渋幕に行けばいいや、と思った私は、1日を最後に受験を終わりにしたのでした。

そして、2/3、合格発表です。
私はすっかり落ちた気になっていたので、行く気などなかったのですが、「もしかしたら受かってるかもしれないじゃん、折角だから行こうよ」という母に連れられ、遠路西日暮里まで向かったのでした。

この日もやはり、校門の前には塾関係者が大勢並んでいます。
未来の開成生を勧誘すべく、パンフレットを配るのです。
あの鉄緑会も配ってました。青いクリアファイルに「祝開成合格。次は東大」と書かれていて、気が早いなあ、と思ったのを覚えています。校門前での塾の勧誘は日常的に行われているのですが、鉄緑会の勧誘を見たのはこの日が最後だった気がします。
しかし、西日暮里の不動産屋は、開成があることによって、かなり恩恵を受けているでしょうね。市進学院や日能研、早稲田アカデミーなど、開成受験生を対象にした塾も多く集積していますし、Z会や早稲アカ、臨界セミナーなどの開成生を対象にした塾がサテライトを出店しています。後者の方は、西日暮里の他に、水道橋と駒場にも展開し、進学校に通う高校生たちに自習室を提供したり、参考書を貸し出したりしているそうです。
日本は学歴社会と言われていますが(私としては本当にそうであることを期待しますが)、高学歴であることの恩恵というのは、小さいながらも、割と早いうちから享受できるんですよね。
「開成校内模試対策授業」を開催したり、開成生は特待生として割引、なんて塾もあります。(私がバイトをしている某大手塾ですが)

なんだか、横道にそれてしまいましたね。
結果と、その後の話は次の記事で書きます。

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開成を受験した話5

前回は、国語を受けたところまで話しました。
その中で、カタカナ問題を出題した教師が変わった授業ばかりを中学3年間行っていた、と書きましたが、こういうことは進学校では珍しくないようですね。
いつだったか、筑駒の生徒に、数学の先生がやたらマニアックなことばかりやる、と聞いたことがあります。麻布生も似たようなことを言ってました。
どうも、超進学校の実態と言うのは、世間のイメージから離れた部分があるようです。
長くなるので、詳細はまたの機会に書きたいと思います。

算数は、当時易化傾向が指摘されていて、私の受けた年も割と易しかったと思います。
入学後同級生に聞くと、全問正解だった、とか1問ミスだった、という人も少なくありませんでした。

社会と理科ですが、どのようなも問題が出題され、どのような感想を抱いたか、すっかり忘れてしまいました。
開成の社会と言うと、先日の記事でも書いた関西勢対策として東京の小学生しか答えられないような「東京問題」が例年出題されていました。特に、河川や鉄道に関する問題が多かったと思います。
京王線が新宿と八王子を結んでいることや、江戸川と荒川と中川の位置関係など、東京都の小学生が地域学習で学ぶようなことも、千葉県出身の私は全然知らなかったので、この「東京問題」は割と諦めていた気がします。当日どのような問題が出題されたかは、覚えていませんが。
理科は全く忘却してしまいました。

全体的な印象としては、算数はできたものの、国語は壊滅的。
「どうも、受かりそうにはないな」と思いました。

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開成を受験した話4

私は試験直前、参考書などは一切見ていなかったと思います。
植物の分類などを覚えていない、という事実自体を発見したくない、という思いから参考書を開けなかったのですが、傍から見れば悠然とした受験生のように見えたかもしれません。

噂に聞いた話なのですが、開成入試当日の朝、西日暮里のマックで、「やばいやばい、間に合わないよ」と泣きながら、必死に問題を解く子供とその母親が目撃されたそうです。
たぶんですが、その子は受からなかったでしょう。
試験当日というのは、精神の安定が何より大切です。

開成の入試ですが、配点や時間、順番などは失念してしまいました。
ちょっと調べてみたところ、国語と算数は85点、理化と社会は70点のようですね。
私の年の国語は、カタカナの「ヲ」を書けという奇問が出題され話題となりましたが、正直記憶にないです。入学した後、このカタカナ問題を出題した教員が誰だか判明したのですが、彼はもう定年退職したのでもう出題されることはない、と私は予測します。
その教員に中学3年間教わったのですが、彼は授業でもカタカナの書き方を扱いました。独特な内容ばかりやる先生で、他にも、箸の持ち方をテストしたり、ローマ字の歴史を扱ったりしました。
他の問題は、小説だった気がします。内容は全然覚えていないですが、とにかく全然書けなかったことだけは強く印象に残っています。
国語の再現答案を塾に持ってったところ、「これマジ?やばいよ」と国語の先生が焦った顔で訊いてきたので、「はい、そのように書きました」と応えることも出来ず、「ちょっと何書いたか忘れちゃって…」と誤魔化しました。それを聞いた先生がホッとした顔になったことを覚えています。

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