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開成東大の私が、受験の教訓、語ります。

受験の神様

   
カテゴリー「中学受験本番」の記事一覧

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開成を受験した話9

合格したことだし、湯島天神にお礼に行こう、と湯島まで来ていました。
お礼をしたのち、蕎麦屋に入ったわけです。
にしん蕎麦を食べながら、開成の合格実績はこうだが、渋幕はこうだ、だけど、結局受験は個人の問題なんだから、自分が頑張れば、学校の実績に関わらず東大に行けるんじゃないか、などなど話し合っていると、母が「渋幕は女の子がいるから・・・」と言いました。当時は、まあねえ、などと適当な相槌を打つのみでしたが、今となっては、中高共学だったらどうなってたかなあ、なんて考えます。女子の目をもっと気にしてお洒落な人になってたかなあ、とか逆に、モテ/非モテが早々に決まってそのレッテルを背負って生きていたかな、とか。
ちなみにですが、私の家族は全員男子校/女子校出身です。首都圏の教育熱心な家庭だと、珍しくないかもしれませんね。

開成合格が決まったことで、一気に緊急のものとなりましたが、この開成渋幕問題は以前から認識はされていました。
祖母が、信頼を寄せている占い師のような人に相談したところ、「開成に行こうが、もし開成に落ちて渋幕に行くことになろうが、どちらにせようまくいく」と言われたそうです。受験の不安を解消するうえでベストの回答ですが、決断の決め手にはなりません。

にしん蕎麦も食べ終わっても、心は決まりません。しかし、渋幕の入学金の締め切りも迫っています。母が、「一応振り込んでおいて、決断は先延ばしにする?」と贅沢な提案をしてくれましたが、お金がもったいないので断りました。

千葉についた頃でしょうか、心が決まりました。
開成に行こう、と。

何が私に決断させたか、次の記事で詳述します。

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開成を受験した話8

前回の記事で、大学受験は完全に受験生本人の闘いと書きましたが、どうも、世の中の受験生全員がそうとは限らないみたいですね。
私は今、東証一部に上場している大きな塾の大学受験部門で集団授業の講師のバイトをしているのですが、その塾には、割と頻繁に保護者がやってきます。3者面談なんぞをやっているようです。
私が受験生だった際には、Z会東大マスターコースはおろか、高校ですら3者面談など無かったので、これには驚きました。
他にも、生徒が欠席した際には、講師が生徒の家に電話をかけ、休んだ理由や授業内容、宿題などを伝えることになっています。その際、保護者と話したりするわけですが、こんなことも私の時にはありえませんでした。私の親は、講師の顔を見たこともなければ、話したこともなく、そもそもZ会の建物に来たこともないでしょう。
まあ、そんなこんなで私の働く某塾は非常に面倒見が良いのです。高校受験で成長し、中学受験にも手を広げ、それから最近ようやく大学受験に進出したような塾なので、中受、高受のノリを引きずっているのでしょう。
しかし、面倒見が良いのはイイのですが、そのおかげで職員たちはやたら忙しそうです。
東証一部上場達成など会社の成長の陰には、社員の猛烈な労働があるんですね。

開成合格が決まったところまで書きました。
「ばんざーい、ばんざーい」という所なのですが、ここで一つ問題が発生するわけです。
渋幕に行くか、開成に行くか。
普通に考えれば開成一択なのですが、なんせ私の家は千葉のど田舎。
渋幕だったら、電車で15分くらいですが、開成に行くには1時間と15分くらいかかります。
小学校は徒歩、塾は電車4駅で、生活圏が市内に限られていた私にとって、何十個もの駅を通過し、いくつもの市境、区境を超え、荒川区は西日暮里まで日々通うというのは、にわかには想像のつかない話でした。
取り敢えず、何か食べながら話そうということで、湯島の蕎麦屋に入ったのでした。

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開成を受験した話7

2/3、はるばる西日暮里まで結果を見に行ったんでした。
そして、なんと、自分の番号があったんですね~。
嬉しかったのは、言うまでありませんが、それよりも、驚きの方が大きかったかもしれません。

母親は目に涙を浮かべて歓喜していました。
高校受験にせよ大学受験にせよ、子供が受かれば親は当然喜びますが、中学受験の場合その喜びは特に大きいです。
小学生は自意識もそれほど発達していませんから、プライドだったり見栄だったりもそれほど強くありません。社会のありようもまだ知りません。ですから「できるだけ偏差値の高い中学に行くのが良いことだ」という考えも、周囲の大人から与えられ、吟味することなく受け入れたにすぎません。勉強も塾が主導しますし、その塾は親が選びます。つまり、中学受験は親子一体で、親の舵取りで行われるのです。
親の受験への参加度は、子供の年齢が上がるほど、低下します。
小学受験などは完全に親勝負だそうです。一方大学受験は金銭面以外本人の闘いですよね。
Z会の東大マスターコースでの話ですが、数学の山下弘一郎講師が「大学受験はこれまでの受験とは大きく異なる点がある。それは大学受験は受験生本人の力を問われる試験だ、ということだ」と言っていたのですが、それはこういうことでしょう。

まあ、そんなこんなで合格が決まり、親は親戚や友人に電話をしていました。塾にも電話をしました。先生は大変に驚いていました。やはり、あの国語の再現答案を見て、「こいつは落ちたな」と思っていたようです。

合格が決まって万々歳ですが、この後また悩みが出てきますが、それは次の記事で。

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